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- バウムクーヘンができるまで
素材と味にこだわった“ふくぎや”のバウムクーヘンは、一層ずつ時間をかけて丁寧に生地を焼き重ねていきます。
生地の仕込みから焼き上がりまで作り手の技が光ります。
ふんわりした口当たりと、しっとりとした甘さは熟練の技によってできています。
まずは粉、砂糖、バター、卵、その他材料を正確に計ります。砂糖は甘さを出すために、粉や卵は形や食感を出す役割があり、ただ計るだけではなく一つ一つの材料の役割もちゃんと理解しながら行います。何か一つでも入れ忘れがあると理想のバウムクーヘンにはなりません。どんなに慣れてきても配合のレシピは必ず確認しながら作業を行います。
計量された材料を決められた工程どおりにミキサーで混ぜ合わせます。この後、生地の状態を目と肌の感覚で感じ取り素早く注1) 手合わせを行います。生地の良し悪しは、ほぼ手合わせで決まると言ってもいい重要な工程です。
ただ混ぜているわけではありません。
焼き手の技術が優れていても生地が良くなければおいしいバウムクーヘンは生まれないんです!
注1) ミキサーで混ぜて立ち上がった生地を潰さないように粉と生地を手で優しく混ぜ合わせることです。
出来上がった生地をおいしいバウムクーヘンに仕上げるのは作り手の腕の見せ所!
オーブン内の温度、湿度、焼き時間、焼き色といった様々なところにアンテナを張り、片時も目を離さず、時間とエネルギーを使い「おいしくな~れ」と心の中で唱えながら一層一層焼き上げます。(焼き上がりまでは1時間前後)
焼き場はガラス張りになっていて、焼いているところをお客様が見学できるようになってます。見られている(写真も良く撮られます)というプレッシャーとも戦っていますが笑顔で帰られるお客様を見ると、いつもパワーをもらっています!皆さんいつもありがとうございます!
焼きあがったバウムクーヘンは荒熱を取るために1日寝かせます。そうすることによって風味や糖度が増し、生地も締まって良い食感になるんですよ!
さあ、出来上がりまでもう少し、バウムクーヘンの周りを秘密のレシピで調合したグラスで丁寧に、均等な厚さになるようコーティングします。生地のおいしさとグラスのおいしさが楽しめるのもふくぎやバウムクーヘンの特徴です!コーティングが終わったら、丸太のようなバウムクーヘンを皆様お馴染みのあの年輪が見える状態にカットしていきます。最後の真剣勝負!グラスを崩さずに素早く正確・均等にカットしていきます。
このようにいくつもの工程、人の手を経てやっとふくぎやのバウムクーヘンが出来上がるのです!